辰巳ワイナリー
いつもと違うところだから、ココで紹介されないのかなぁ?
たくさん試飲をしながら、
「今の気分に合ったワイン」と「自分のイメージに合ったワイン」を選定☆
場所をリーガロイヤルホテルのレストラン グラントックに移して、ワインのご紹介。
まず、今の気分に合ったワインから。
シャンテY・A ますかっと・ベリー A PLUS 2005【山梨】 ¥1,900(税込み)
しっかりとした酸味と果実味が特徴の赤ワイン
選定理由は、
「香りが素晴らしく広がったのに惚れ込んで・・・」
そして、自分のイメージに合ったワインは・・・
「僕はマジシャンなので、マジックっぽく出してみたいと思います。
この中に入れてきました。」
って、折りたたんである紙袋を指差す。
「自分をイメージしたワイン」を取り出した!辰巳さんと富永さん、ビックリ!!
自分をイメージしたワインは、
サンクゼール ケルナー 2005【長野】 ¥1,575(税込み)
ロンドンで開かれる世界有数のコンクールで、今年銀賞に輝いた一本。
北海道産のぶどう(ケルナー)を100%使用し、
マスカットのような華やかな香りを持つソフトな口当たりの白ワイン
選定理由は、
「今も素晴らしいけど、可能性があるような気がしました。
将来、オリジナリティ溢れるユニークなワインになるような気がしたので。」
まず、今の気分に合ったワインを飲みながらお話。
ブルゴーニュ用(?)の大きなグラスで香りを楽しみながら飲まれる前田さんと辰巳さん。
「飲みすぎて、手品を失敗したことってないですか?」
「えーと、やる前はほとんど飲まないんですけれども、
飲まなくても失敗することがあるので・・・(笑)」
「はははは・・失敗することあります?」
「あります。特に、僕は昔の20世紀のスタイルのマジシャン・・何でも出来ます、
完璧です、スーパーマンスタイルじゃなく、マジシャンも人間で、時々失敗もするし、
緊張もしますっていうスタイルなので・・・」
「緊張します?」
「緊張、すごいしてます!」
「喋ってる時と、マジックをする時、どっちが緊張しますか?」
「えーと、喋るほうが今は緊張しますね~。」
「じゃぁ、リラックスするためにマジックをしますか?」
「あ、いいですね~。」ってカードを取り出す前田さん。
辰巳さん、すごい誘導だ~!(笑)
リフルシャッフルを繰り返す。シャカ~☆シャカ~☆
「空気を入れてるんです。ワインと同じですよね。」
カードのコンディションを整えて、マジックスタート。
「辰巳さんの指紋で当てます。」
「美味しいものを食べてる指紋です。」
「こうやってね、必ず外すんです」って富永さんに言う辰巳さん・・・
このマジック、何度も観てるのね(笑)
間違いですと、4つに切られたカードが、選んだカードになると、「ほら~!」って。
横で、富永さんが「えぇぇぇぇ~~~~~~~!!!!!」って驚愕。
(↑ほんとに、すんごくなが~く驚きの声をあげていたの)
「うっそぉぉぉぉぉ~~~~~~~!!!!!」って、まだまだ驚く(笑)
そして、富永さんをちょっと見つめ、
「感受性が豊かな人ほど、マジックって喜んでもらえるので、
マジックを観て驚かない人はね、ろくな人じゃないです。」
「ちょっとビックリするでしょ?」
「凄くないですか?」
「これは大して凄くないんです。ほんとにすごいのは・・・」
富永さんの手の上でカードの復活☆
その時、前田さん・・・「柔らかい手してらっしゃいますね~」って、いつもより長めに手を・・・
ジェラシィ・・・(笑)
その後も、「えぇぇぇぇ~~~~~!!!!!」「すっごぉぉぉぉぉ~~~い!!!!!」と、富永さんの叫び声が止むことなく(笑)、マジック終了。
「これでリラックスできたでしょ?」
「そうですね。普段の雰囲気に戻ってきましたね。」
「ちなみに、このトランプなんですけど・・・僕専用のトランプなんです。」
「こういうのは、ひとつおいくらくらいするものなんですか?」
「これはですね、感覚的に安いか高いかが難しいところなんですが・・・3ドルします。」
「・・・や・・すい!」とお二人。
「ところがですね、日本のプラスチックのトランプと違って、
何回かゲームするともう使わないんです。捨ててしまうんです。
ですから、消耗品として考えればすごく贅沢ですし・・・」
「ほんとは使い古した方が扱いやすいんですか?」
「さっきちょっと話をしたんですが、空気を入れるって言いましたよね?
開けてしばらくしたくらいが一番扱いやすいです。」
「空気が入りすぎても、あまり良くない?」
「そうですね、入りすぎると今度は汚れがついてきたり。」
「ワインも飲み頃がありますからね。」
「そうですね、まさにその通りで。」
「もうひとつくらい、ワインとかワイングラスにちなんだようなマジックって何かあります?」
「いいですね~。澱がたまるっていうじゃないですか?」って、オイルアンドウォーター☆
・・マジック省略(オイ!)
「すごぉぉぉぉぉ~~~~~い!!!」と富永さんの叫び声で終了(笑)
「揺らさないようにっていうのは、澱をためる時にも同じですよね。」
(↑トランプをテーブルに置いて、揺らさずにじっくり待つと黒いカードが下、赤いカードが上になったから)
「昔から使っていないトランプが引き出しにあったとしたら、
そ~っと開けたら黒いのが下になってるかも・・・(笑)」
「ケルナーなんですが、柑橘系のソーベニオンブラン的なそういう香りがしますね」
(・・・お酒のこと、全然分からないから意味不明(泣)
ってか、「ソーベニオンブラン」って言葉・・・あってる?(汗))
グレープフルーツみたいな爽やかさの中に華やかさがあって、
非常にアロマティックなワインなのだそう☆
それから、十数年前の頃の話。
「(マジックを始めた)きっかけは何だったんですか?」
「きっかけは、大学に入ったときに何のサークルにしようかな?って思ってたら、
フォークダンス同好会とマジックサークルがあって、
どっちにしようかな?って悩んだんです。
フォークダンス、すごく憧れたんですけど(笑)
女の子と手がつなげるかな?とかいろいろ・・・」
「マジシャンも結構手をつなぎますよね?」
うんうん。その通り。辰巳さん、しっかり観てますね~☆
「ケルナー、これからもう少し研究したらいい感じしますね。」
「でしょ?可能性をちょっと・・・」
「可能性か・・・マジシャンとして可能性はどうなんですか?」
「今は、演じてもらうことに興味があるんですよ。
今までは観て楽しんで、すごいマジックがあるんだなとか、すごいことが出来るんだなって
受け手側のみの楽しみ方だったじゃないですか。
ところが、『マジックやってみません?』って人に言うと、
皆さんやってみたいって興味あるし、やってもらうと、
マジックってこんな風な面があるのかって。
つまり、マジックって隠さなきゃいけない面と表に表現しなきゃいけない部分と両方あって、
それをうまくやっていかなくちゃいけない。
で、それって社会そのものだと思いません?
つまり、子供の頃はなんでも正直に言いなさいって言うけど、
大人になると、隠さなきゃいけないこともあるし、説明しなくちゃいけないこともあるし、
それが世の中と似てると思うので、マジックをやることによっていろんなことがスムーズにいくんじゃないかって。
人を騙すって意味じゃないですよ?」
「う~ん。面白い発想ですね。
マジックはコミュニケーションの手段としても素晴らしいものだと思いますけど。
マジシャンとして有名になると大技とかイリュージョンとかしたいと
思ったりしないんですか?」
「僕の場合、少なく少なく・・・
今日はお客様が二人だけですし。それはやってる側としても贅沢な感じがします。」
張り切ってみたり、疲れてテキトーになったり、端折ったりのレポですが・・・
こんな感じでした☆
「週刊ブックレビュー」の時もそう思ったんだけど、
前田さんって、すごくいっぱい色んなことを考えてるんですね。
ホストの方々、「面白い」ってかなり興味を持ってたし。
色んな番組に出演することで、「マジシャン」としてじゃなく、
「前田知洋」としてすごい人だってことが、もっと多くの人に認知されるんだろうな~♪