往転―オウテン

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往転―オウテン








2011.11.14 MON
 19:00 開場
 19:30 開演

シアタートラム



【脚本】桑原裕子(KAKUTA)
【演出】青木豪

【CAST】高田聖子 大石継太 「アンチェイン・マイ・ハート」
      市川実和子 尾上寛之 安藤聖 「桃」
      穂のか 浅利陽介 柿丸美智恵 「いきたい」
      峯村リエ 仗桐安 「横転」 ほか
      藤川修二 遠藤隆太



 
感想ツイートとか読んでたから、期待して観に行った。
期待通り、面白かった。

まぁ、冒頭部分は転換が早くて、
聖子さんと「桃」の人たちが気になって「横転」の人たちの話が聞こえなかったり、
事故の詳細報告を聞いては、人数が合わない?!と考えたりして、
頭がパーンてなりそうだったけど・・・(笑)
その部分が終わってからは、ちゃんとついていけたから良かった。

時間と場所が行ったり来たりだったけど、わかりやすくて、
それぞれの謎の部分が、少しずつわかってくるのが心地良かった。
みんな、それぞれ何かを抱えていて、ズッシリ来るんだけど、
イロイロ面白かったから、ドヨーンと落ち込まずに済んだのも良かったなぁ。


以下、ポロポロと思いつくまま。(ネタバレてる、きっと)

バスの映像とか、真ん中のあの傾斜が道路になったり、雨が降ったり、
月が出たり、そういうトコも面白かった。

盆と切り穴と八百屋・・・大盤振る舞いだな!(笑)
上手に「家」、下手が「病室」、真ん中手前が何もない盆(電動)、
後方が崖で階段で切り穴で八百屋な黒い塊で、これも盆(手動)。
奥のコレが回るのが効果的だと思った。

けど、あのお墓参り(?)の時、ちょっとハラハラ(笑)
傾斜が結構あるから、転がり落ちないか心配になっちゃうよね、あれは。
前に、奇ッ怪の劇場ツアーで、八百屋になってるとこを歩いたら、
観てる以上に傾斜を感じたのを覚えてるから一層そう思ったのかも。

すり鉢で骨をゴリゴリ・・・(笑)
んでもって、ジップロック。・・・サラッとすごい事してる!(笑)

弟・・・顔が見えないっすよ!(汗)
そんな状態でタバコなんて吸ったら危険です!!(電子タバコだから良いけど(笑))

タバコと言えば、キムジノンさんと晴喜さんの銘柄は違うよね?匂いが違った。
好みが反映してたりするのかしら?

おばちゃん・・・圧巻。秀逸。
もー・・・すごい。面白かった。いるいるー!って思っちゃう、おばちゃん像。
ペシペシ人を叩くし、バスの中で移動する時のあの動きも・・・(爆)
バッグに桃が入ってたり、人にクオカードあげたり、UNO知らなかったり・・・
どんだけおばちゃんに笑わせられたことか・・・
峯村さん、好き!!(笑)

吾郎さんが、ダイビング2級ライセンスの姉にまくしたてたトコはスッキリ。
ほんと、何勝手なこと言ってるの!って思ってたから。

浅子が逸喜に選ばれた理由・・・桃子ちゃんか(笑)
最初は何もわからないから、帰ろうとしない浅子が気持ち悪かったけど、
だんだんわかってきて、なんやかんやで晴喜も心を開き始めたのを見てると、
このまま二人で過ごすのもいいんじゃないかな~?なんて思ったりも。
なので、四十九日を待たずに居なくなっちゃって、ちょっとショック。

病室の展開は予想外だった。
最初、あの看護婦に何かワケがあって、“庵野くん”をかばってるのかと思った。
それくらい、うそーん?って驚いた。

事故直後のシーンで、キムジノンがもう一人の死亡者だと思ってたのに、
あとのシーンで生きてることがわかって、「じゃぁ、死んだのは誰?」って、
また謎が。
運転手は生きて逃げたし。はて??(←鈍い?)

で、そんな最中、「ご家族ですか?」の問いに「友達」って言ったキムジノン・・・
なんか、グッと来た。
バスの中で、転んでしまえば間違った方に行かなくて済む・・・って話をしてる時、
「語り合える友があれば」って言ってたもんね。
なんやかんや、迷惑がったりしつつも、ちゃんと繋がってたんだねぇ。

そして、最後の最後で、もう一人の死亡者がわかった。
そっか・・・
なんか、切ないね。
吾郎さん、良い人だね。



ポストトーク。
演出の青木豪さんと、芸術監督の野村萬斎さん。

萬斎さん・・・メガネ!
いやん、近い。
現代能楽集の時は、舞台の手前に水槽があったから、
舞台の真ん中くらいの位置でちょっと遠かったんだよねぇ。
でも、今回は、舞台の前の方だから近~い!


以下、ちょこちょこっと。

萬斎さんは、この脚本をフランスで読んだ。
震災の頃ですな・・・

トラムにしては広く高い舞台。

青木さん・・・盆と切り穴と八百屋を前からやりたいと思ってて、
それぞれでもやったことないのに、今回いっぺんにやってしまった(笑)

脚本と演出が別だったので、演出に集中できていろんなアイディアが浮かんだ。
劇団の時とか、予算のことを考えちゃったりするから、
たとえば「チーズ」って書くと、「消え物は全公演だといくらになるから・・・」とか
考えて「じゃがいも」って書き直しちゃったりするそうな。

世田谷パブリックシアターのスタッフは、とても優秀なようで、
「ココ、木の箱がいいな・・・」とか言うと、休憩明けには木の箱になってたりして、
スグに対応してくれたそう。
普通はそうじゃないので、これに慣れると大変ですって。

あと、転換の時の人は、舞監チームの人だったそう。
萬斎さん曰く、そういうの頼むと「役者じゃありませんから」って
エクスキューズされることが多いって。
だから、今回のスタッフさんは柔軟だったのかもね。

笑うトコが多かったって話の時、
「いきたい」の年齢を聞くシーンで、「24」って言われた後の間で、
笑いが起こる日と起こらない日があるって。
えー。あそこは笑うでしょ。私、笑った!!

あとは・・・ベッジ・パードンの話もちょっと。
「本がないとコワい」って萬斎さん(笑)
・・・三谷さん、遅かったのね。(パンフで読んだ気もするが忘れた)
シェイクスピアとか古典は、転んでも結末は変わらないけど、
現代劇だと、どこに向かっていくかわからないからコワい・・・と、仰ってた。

・・・ま、このくらいで。
司会の方がいたんだけど、萬斎さんがドンドン質問してくれるから、
ほとんどマイクを使いませんでしたな・・・(笑)
このヤハギさん・・・以前も見てるんだが、何のポストトークの時だろう?
それとも、世田谷アーティストトークの時かなぁ?(忘却)

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by さや | by SAYA-PEA | 2011-11-17 00:59 | エンタメ(*≧∇≦)b |

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