歩いても 歩いても

「歩いても 歩いても」(2008年)を。

【監督】是枝裕和

【出演】
阿部寛 夏川結衣 YOU 高橋和也 田中祥平 寺島進 樹木希林 原田芳雄
 
【STORY】
ある夏の日、かつて開業医を営んでいた横山恭平と妻・とし子の家に、
長女・ちなみ一家と次男・良多一家が訪れてくる。良多は子連れのゆかりと
結婚したばかりなのに、いまは失業中の身。ちなみは営業マンの夫と2人の
子供に恵まれた専業主婦。家族一同が久しぶりに集まったのは、事故で
亡くなった横山家の長男・純平の命日のためである。ごくありふれた夏休みの
光景、それはいつものように過ぎていくはずだったが・・・。



 
*

なんとなく、オダギリジョー×三浦友和の「転々」みたいなロードムービーかと
思ってたから、あれ?って感じ。最初は。
てか、「歩いても歩いても」って、「ブルーライトヨコハマ」から来てるのね。

最初の方の、母(樹木希林)と娘(YOU)の会話が楽しい。
息子(阿部寛)の中学時代の卒業式について・・・可笑しい。
「制服のボタンが全部なくなって帰ってきた」から、
モテてたという母と、イジめられてたんじゃないの?っていう娘・・・(笑)

あと、手際よく料理しているのもステキ。
リズミカルで心地よい。
そして、美味しそう。・・・食べたい!

穏やかそうにしていて、ギスギスした関係が見え隠れするのに緊張。

樹木希林さんがスゴイ。
優しいおばあちゃんだけど、孫達とずっと一緒になんて居たくないと思ってる。
子連れ再婚の嫁に、チクチクと意地悪。
「来年も、再来年も来てね」に込められた、復讐。
夜、迷い込んだ蝶を追いかける姿。
こわい。

「ブルーライトヨコハマ」を、きっと一人で聴いてるんだろう・・・っていうのには
ちょっとほっとする。

父(原田芳雄)と息子の確執・・・どっちも頑固だなぁ、と。
でも・・・父のはちょっとわかるかな。許せるかなと。
もし、ずっと一緒に居たらムカついて仕方ないかもしれないけど(ぉい)

おじいちゃん、短気で気難しい。
そんなんだから「おばあちゃんち」って言われちゃうんだよ!(笑)

最初、手ぬぐいをちゃんとピーンと張って干したのに・・・クシャクシャに。
子供か!!(笑)

引退したお医者さん・・・切ない。
頼りにされても、何もしてあげられず「救急車を呼んで」って。
うぅ・・・切ない。

父子の関係、どうなるかと思いきや・・・
なんとなーく、穏やかなものになるもんだね。
海での会話・・・社交辞令な雰囲気が漂ってるんだけど、それでも、
そういうお話が出来るようになったのは進歩。
結局実現しないんだけどね。予想通り。

別れ際・・・切ないなぁ。
親はいくつになっても子供が心配なんだねぇ。

父は「次は正月か」って期待しているのに、
息子は「もう正月はいいだろう」って。
態度ではわからなくても、ちゃんと息子の訪問を喜んでるのに・・・
息子は気付いてない・・・いや、気付いてるけどしてあげない(?)
死んじゃったらもう会えないのに。

3年後。
ケンカばかりしていたのに、追いかけるように母も・・・
って。しんみり。

なんというか・・・うん。良かった。
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by さや | by SAYA-PEA | 2011-02-26 11:22 | おうちで映画。 |

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