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キーン

「ハイビジョンステージ」で、

「キーン」
 @2008年9月 天王洲銀河劇場


を。

【作】ジャン・ポール・サルトル
【演出】ウィリアム・オルドロイド
【翻訳】小田島恒志
【出演】
市村正親 須藤理彩 鈴木一真 高橋惠子 中嶋しゅう 西牟田恵 ほか

【STORY】
キーンは天才的な演技とともに、狂気とも言うべき破壊的な私生活を送る男と
しても名を馳せている。恋の浮き名を流した女性は、ゆうに千人に及ぶとも噂
されるほどだ。今のターゲットはデンマーク大使夫人のエレナ。
キーンのファンのアン、皇太子、キーン、エレナ、複雑に絡み合ってしまった、
恋の鞘当てのいく末は・・・

18世紀から19世紀にかけて実在し、イギリス最高の俳優と讃えられた
エドマンド・キーンを描いた作品。




 
冒頭で、キーンが「リチャードⅢ世」を演じていた。
セリフとか、見た目とかを、「国盗人」と比べてしまった。
シェイクスピアって、やっぱりスゴイな・・・とか、改めて思ったり。
ずーっとずーっと演じられてきてるんだもんねぇ・・・

で、内容に関して。

エレナ・・・実は悪女?って思った。
キーンも皇太子も自分を欲しがってるってわかってて、
思わせぶりなことをするからさー。

でも、それよりも・・・
エレナは“デンマーク大使夫人”で、人妻なのに・・・
そんなにおおっぴらに狙っちゃっていいんですかね?
旦那も気付くだろうに。
キーンには強く出れるけど、皇太子様には・・・遠慮しちゃいそうだよねぇ。

「役者」って職業は、当時はそんなに卑下されるものだったの?
貴族の方々の会話だったから、格下って感じただけかしら?

てか、結末に驚いたわ。
キーンも皇太子も、本気の恋なんだと思ってたのに・・・
キーンはサクッと諦めるし、皇太子はキーンが好きになったから横恋慕しただけ。
エレナも大使と別れる気もないくせに、煽るだけ煽るし。
結局、3人とも恋の駆け引きゲームをしてただけか・・・
で、アンが一人勝ち。 アンに感服いたしました。

なんか、オトナのお芝居って感じで面白かった。
浅い人だったけど、皇太子・・・かっこよかった♪(笑)
by さや | by SAYA-PEA | 2009-12-14 14:13 | エンタメ(*≧∇≦)b |

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