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太陽 THE SUN

太陽 THE SUN_e0023247_1294399.jpgイキウメ
太陽 THE SUN



2011.11.24 THU
 18:30 開場 19:00 開演
青山円形劇場



【作・演出】前川知大

【CAST】
浜田信也 盛隆二 岩本幸子 伊勢佳世 森下創 大窪人衛
加茂杏子 安井順平 有川マコト

【STORY】
四十年程前、世界的なバイオテロで拡散したウイルスにより人口は激減し、
政治経済は混乱、社会基盤が破壊された。
数年後、感染者の中で奇跡的に回復した人々が注目される。彼らは人間をはるかに上回る身体に変異していた。頭脳明晰で、若く健康な肉体を長く維持できる反面、紫外線に弱く太陽光の下では活動できない欠点があったが、
変異は進化の過渡期であると主張し、自らを「ノクス」(ホモ・ノクセンシス=夜に生きる人)と名乗るようになる。
ノクスになる方法も解明され、徐々に数を増やす彼らは弾圧されるが、変異の適正は三十歳前後で失われる為、若者の夜への移行は歯止めが効かなくなった。次第に政治経済の中心はノクスに移り、ついには人口も逆転してしまう。
ノクスの登場から四十年、普通の人間は三割ほどになり、ノクス社会に依存しながら共存している。かつて日本と呼ばれた列島には、ノクス自治区が点在し、緩やかな連合体を築いていた。
都市に住むノクスに対し、人間は四国を割り当てられ多くが移住していたが、
未だ故郷を離れず小さな集落で生活するものもいた。




 
*

なんだかとても切ない。
切なくて、寂しい。

頭脳明晰で、若く健康な肉体を長く維持できるノクス。
でも、太陽の光の下では活動できないし、感情や感動、繊細さが薄い。
万能のように見えて、何か危うさをはらんでいる。


結がノクスになった後、草一と会ったときのテンションの高さ・・・
「キュリオ」だった頃の、もうちょっと開放的になってもいいんじゃない?って
くらいの、ウジウジした感じが微塵もなく、もう違う人なんだ・・・って悲しくなった。
結が悪いわけじゃないけど、なんとも言えないやりきれなさ。

最初は、イヤなヤツかと思っていた金田・・・
ノクスなんだけど、草一と接してるうちに感情が復活した?
結をノクスにした苦悩が、
草一にノクスの実情を正直に伝え土下座して謝っていたのが、苦しい。

生まれながらにしてノクスの森繁も切ない。
とても優しくてイイヤツ。
・・・あれ?そういえば、征治や玲子みたいな感じがしないなぁ。

鉄彦と森繁の友情・・・この後も続くといいんだけどなぁ。
ノクスへの憧れがなくなったら、鉄彦はもう「ノクスの友達」はいらないのかな?
2人で旅に行ったりはしなくてもいいけど、
深夜にコッソリ、エロ本見てニヤニヤし合う友達でいて欲しいなー(笑)

克哉はサイテー、最悪。
コイツが諸悪の根源。
ほんと憎たらしくて、短い時間で、死ねばいいのに!って何度思ったことか。
あのまま感染して、どっかでのたれ死ねばいい(黒)


うむ。良かった。
毎度思うが・・・前川ワールド、ほんと好き。
面白いだけじゃなく、イロイロ考える。イロイロ思う。

*

今回注目の人・・・浜田さんと安井さん。


物販で、前回公演の「散歩する侵略者」の脚本を。
最近の私は、小説よりも、戯曲の方が読みやすいみたいなので。
(てか、小説と舞台はちょっと違ったみたいだし。)
by さや | by SAYA-PEA | 2011-12-01 01:46 | エンタメ(*≧∇≦)b |

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