人気ブログランキング | 話題のタグを見る

まほろ駅前多田便利軒

まほろ駅前多田便利軒_e0023247_2364826.jpg
まほろ駅前
多田便利軒



カムバック、しあわせ





2011.5.14 SAT

ユーロスペース


*アフターケアも万全!トークショー*
登壇者:大森監督 松田龍平

【監督・脚本】大森立嗣
【原作】三浦しをん
【音楽】岸田繁
【主題歌】くるり 「キャラメル」

【CAST】
瑛太 松田龍平 片岡礼子 鈴木杏 本上まなみ 柄本佑 横山幸汰
田中遥奈 吉本菜穂子 中村優子 三浦誠己 梅沢昌代 大森南朋
松尾スズキ 麿赤兒 高良健吾 岸部一徳  ほか

【STORY】
東京郊外のまほろ市に住む多田啓介は、結構真面目に便利屋をやっている。
どこか暗い影を持ちながら淡々と仕事をこなす多田のもとに、ある年の正月、
中学の同級生・行天春彦が転がり込んでくる。行天は昔、一言も口を聞かない
変な奴だったのに、今ではよく喋る変な奴になっていた。共にバツイチで三十路。
事情も言わず「今晩泊めてくれ」と頼む行天。断りながらも結局「今晩だけだぞ」と応じる多田。その時、多田はまだ知らない。行天の居候が一晩だけでは終わらないことを。そして行天を助手に迎える多田便利軒が、どこまでも果てしなく他人の人生に入り込んでいくことを・・・・・。




 
*

気になっていたけど、いつも行く映画館で上映しないから・・・と、
観に行かないことにしていた映画ですが、トークショーがあるなら♪と、
いそいそとユーロスペースに出向きました(ゲンキン(笑))

面白かった。
喧々しないで、ほわっとした感じ。

いろんな出来事が絡み合って、そこに繋がるのか~!ってなって、スッキリ。
ごちゃごちゃ深く考えないで、ただ身を任せてて良し。
そんな心地よさもあり、良かったなぁ♪

多田便利軒・・・ほんとにあったら、是非とも何かお仕事依頼したい!
なんだか幸せになりそう♪

行天さん、好きだわ~♪
のらりくらりとしていて、押さえるトコはキッチリ押さえる感じ・・・
てか、あの走り方が、結構ツボです。
手をダラーンとしたまま、絶対全力出せないでしょ!って走り方・・・(笑)

多田も好きだけど、行天さんの方がタイプ。
あのつかみどころのないところが良い♪


以下、ネタバレつつ、ちょこちょこと。(順不同)

多田)「なんじゃーこりゃー!!!」
行天)「・・・誰?似てないよ。」


・・・爆笑。
このシーンって、オリジナル(!)の松田優作さんの息子・龍平さんが出るから
書き加えられたものかと思いきや、原作からあるのね。
アフタートークのとき知って、ビックリしたの。
しかも、「多田が松田龍平、行天が瑛太」になってた可能性もあったので、
そうなると、それもまた面白いなぁ・・・なんて思ったり。


包丁。

出会った時、ベンチに置いて行った包丁の意味・・・
元奥さんのお話で、ようやく納得。
行天さん・・・いろいろツライことを経験してきた人だったのね・・・


砂糖。

白い粉の売買に子供を使うなんて・・・すごいな。
しかも、たったの5000円て!!(汗)
星さん、怖い(汗)
まだ若いのに、ちょー悪いじゃないですか。
インテリヤクザですな、うむ。


町田。

町田が舞台になってたのは知っていたんだけど、
映し出される街並みを見て、「あぁ、町田!」「まさに町田!」と、
町田市民でもないのに、なぜかテンション上がってしまった(笑)


多田の独白。

・・・あ。噛んだ。
アフタートークのとき、質問されていたけれど、やはり演出ではないそう。
でも、撮り直さないで、これを使った監督がかっこよかった。
江戸っ子?(笑)
口調もカラッとしていて、粋な人だと思った。


フランダースの犬。

由良ん家で観る「フランダースの犬」・・・
初めての日の、行天の「泣く」が良かった!
そして、由良が熱を出した日に二人で最終回観ちゃうトコも良かった!

死んじゃうから、ハッピーエンドじゃないって思ってたけど・・・
たしかに、天に召される時のネロは笑顔なんだよね。
それに気付いたら、行天の解釈もアリなのかなぁ・・・なんて思ったりも。


シンちゃん。

松尾スズキさん・・・面白い!!(笑)
弱きものに強く、強きものには屈する!


ちょこっと。
刑事さんに三浦誠己さん。由良のお母さんに吉本菜穂子さん。
・・・いや、なんとなく。
チラシとかに名前載ってないけど、「あ、知ってる~♪」と思ったので。


アフタートークの内容は・・・公式サイトでアップされてたから割愛。
ちょこちょこ気になった、トークのことは、上の方にもうネタバレつつ書いたし。

あぁ、あと、音楽の話も興味深かったなぁ。

トークの時、監督見てて、
「大森南朋さんに似てるなぁ・・・」「声も似てるなぁ」「喋り方も似てるなぁ」
と、しばらく思ってたのです。
「あれ?そういえば、監督も大森さんじゃない?」
「・・・あ。そういえば!以前観た、南朋さんがゲストだった『トップランナー』で、
お兄さんが映画監督って言ってた!!」
と、やーっと思い出して納得。
いや~。私としたことが、ぼんやりしておりましたわ。

・・・家族で共演ですなぁ。
麿赤兒さんと大森南朋さんが出演で、監督が大森立嗣さん・・・なるほど。(何)


そういえば、もうひとつ、ぼんやりしてたこと。
大森監督の前の作品が「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」だと知って、
あれ?龍平さん、2作連続出演?・・・なんて思って。
ちがーう!ケンタは、龍平さんじゃなく翔太くんだよぅ!
・・・一人ボケツッコミ状態でした。
なんでこんなにボケボケしてたのかしら。私・・・


あとは・・・

監督が一生懸命喋ってるのに、「5%くらいしか聴いてなかった」とか、

「原作の行天と松田龍平の行天・・・お客さんはどうなんでしょう?」って
司会の方が言えば、「そういうの聞かないでほしい・・・(笑)」とか、

ほかの質問された後に「もっと鋭い質問を・・・」って要求しちゃったり、

「言っちゃうか!ぶっちゃけちゃうか!」と、
なにやらおかしなテンションになりつつあった大森監督に、
「いや、そんなにぶっちゃけなくても・・・(笑)」と、静かに止めたり・・・

龍平さん、面白い(笑)
そして、そういうやり取りが、なんかとても楽しげで良い雰囲気。

龍平さん・・・「きゃぁ~~!!(はぁと)」ってはならないんだけど、
雰囲気がステキで、なーんか良かった~♪

いやはや。映画もトークも面白くて、良い夜でした♪


あ。そうそう。
脚本がっつり収録されてる、お得なオフィシャルプログラム買ったの。
・・・で、監督にサインしてもらっちゃった♪
握手もしてもらっちゃった♪
わーい、わーい♪

まほろ駅前多田便利軒_e0023247_23385643.jpg



まほろ駅前多田便利軒_e0023247_022879.jpg
余談ですが・・・
私は、最初のチラシの方が、
好きだったから街中のを
TOP画にしたけど・・・
←コッチのチラシも、
あのシーンだったのか!
って思うと感慨深いねぇ。
by さや | by SAYA-PEA | 2011-05-20 00:19 | 映画★MOVIE |

<< キャッチボール屋 WHO DARES WINS. >>