ブラック・スワン
ブラック・スワン
純白の野心は、
やがて漆黒の狂気に
変わる…
2011.5.18 WED
TOHOシネマズにて。
【監督】ダーレン・アロノフスキー
【脚本】マーク・ヘイマン アンドレス・ハインツ ジョン・マクラフリン
【CAST】
ナタリー・ポートマン ヴァンサン・カッセル ミラ・クニス
バーバラ・ハーシー ウィノナ・ライダー バンジャマン・ミルピエ ほか
【STORY】
ニューヨーク・シティ・バレエ団のバレリーナで、踊ることに全てを捧げるニナ。
ある日、芸術監督のトーマスがプリマのベスを降板させ、新しい振り付けで
新シーズンの「白鳥の湖」公演を行うことを決定する。そしてニナが次のプリマに
抜てきされるが、純真で繊細な“白鳥”は心配ないものの、妖艶に王子を誘惑
する“黒鳥”を演じることに不安があり・・・・・。
初めての大役を担う重圧、なかなか黒鳥役をつかめない焦燥感から、精神的に
追い詰められていく。さらに“黒鳥”役が似合う奔放な新人バレリーナ・リリーが
代役に立ったことで、役を奪われる恐怖にも襲われる。ニナの精神バランスが
ますます崩壊する中、初日は刻々と近づいてくる・・・。
*
話題の映画、どんなものかと気になって観に行ったのですが・・・
バレリーナの話というより、心の病・・・というか狂気のお話ですかね。
どこからどこまでが現実なのか、妄想なのか・・・わからなくて恐ろしい(汗)
ところどころ、飛び上がるくらいビックリしちゃったし・・・(汗笑)
もう・・・怖くて痛くて、ずっと身体に力が入っちゃってた。
この「怖い」も、だいたい「痛い」のが怖いって感じだった。
わりと血みどろ・・・(汗)
パーティーの時のトイレで、指を・・・・・ぎゃーーー!!!(涙目)
バスルームで、掻き毟ったせいで血がにじむ背中から黒い羽根が!!(汗)
本番前日に行った病院で、爪やすりを・・・・・ぐえぇぇぇぇ~~~!!(怯)
初めの方のドッペルゲンガー(?)なんて、全然怖くなくなっちゃうくらい痛怖い。
あと、お部屋の中で、足が変な方向にグキッバキッて曲がって、
黒鳥の足になっちゃうのがまた・・・怖かった。
あぁ、足と言えば、左足の指がくっついちゃうのも怖かった・・・
もう、思い出すだけで心臓がギュゥー・・・
こわいよぅ、こわいよぅ・・・(涙目)
繊細じゃないと踊れないのかもしれないけれども・・・
あんまり繊細すぎて、こんなに心のバランスが崩れちゃうなんて・・・
なんともツライお話ですな・・・(遠い目)
あの母、最初は優しく理解のある、一卵性母子みたいな関係なのかと思いきや。
ニナは自分の身代わりっていうことだったのかしら。
自分が諦めざるを得なかったことを、娘が出来て嫉妬したりしてた?
本当にただ心配してくれていただけ?
リリーも、仲良くなって、影で陥れようとしてるかのようだったけど・・・
実際にはどうだったのかしらん?
現実と妄想の境界がわからないから、
実際にあんなこと言ったのか、わからないよねぇ・・・
あ。あと、セクハラオヤジ!(ぉい)
まぁ、セクハラであることに間違いはないのだが、思ってたより良い人だった。
もうさ、自分の立場を利用して、関係を迫ったりするのかと思ってたから・・・
黒鳥のセクシーさを引き出すためのセクハラだからまぁ許されるのか。
・・・いやいや、あんなん、訴えられてもおかしくないがな!(汗爆)
「白鳥の湖」って、あの曲は知ってたけど、ストーリーは知らなかった。
悲しいお話なのね。
・・・王子様に裏切られるあたりが、人魚姫っぽい。
ラスト、鳥肌立っちゃったなぁ。
話が言ったり来たりしてしまったけど、うまくまとめられないからこのまま終了。
痛かったけど、観て良かった。