空気人形 ~ティーチイン~

e0023247_0504473.jpg空気人形

あなたの息で、
 私のカラダを満たして…



2009.10.29 FRI


シネマライズにて。



*ティーチイン*
登壇者:
是枝裕和監督、ARATAさん



大ヒット御礼!!『空気人形』ティーチイン決定!
・・・ということで、行ってきました。
気付けば、初日舞台挨拶から、1ヶ月以上経ってた・・・
(2回目だから、出演者とかSTORYとかの情報は割愛)




 
*

映画、二度目。
思ったことを箇条書きで・・・

○ぺ・ドゥナ・・・ほんっと目が大きいなぁ。で、よく動く。
 公園でのシーンとか、ほんとに人形が気持ちを持っていて、動いてるようだった。

○レストランでのシーンは、やっぱり面白い。
 ニンジン・・・散乱!(笑) あのぎこちないウィンクもよい♪

○「これで線が隠せます」・・・かわいいっ!
 渡されたほうが全然意味が分からないだろうけど、GJ!!(笑)

○「奇遇ね」の前のやりとり。
 ・・・「僕も同じようなものだよ」ですからね!「同じ」じゃないのよ!(笑)

○ARATAさん・・・(←“純一”じゃないんかい)足が長い!
 海のシーンの後姿を観て、唐突にそう思った。
 それにしても・・・電車移動も良いけれど、
 一緒にバイクに乗ってみたいー!後ろから抱きつきたいー!(←変態)

1回目と同じところで笑っちゃったり、気付いてなかったことに気付いたり、
2回目も楽しめました。


*

ティーチイン

映画本編終了後、アスミック・エースの方が登場。
「今日、初めて観た方ー?」「二度目の方ー?」「三度以上の方ー?」と
簡単アンケート(?)があって、3回以上観てる人が結構多くてビックリした。
イスが二つセッティングされ、待ち時間もほとんどないくらいで、
是枝監督とARATAさんが登場。

・・・・・ARATAさん、かっこいいーー!(*≧∇≦)p
スミマセン。ミーハーで(汗)
でもでも、だって、かっこよかったんだもの~♪
ティーチインの間、7~8割はARATAさんを見つめていた気が・・・

登場して、お辞儀して、着席して、沈黙。。。
そして、マイクを通してるわりに小さな声で
「今日も撮影だったの?」
と是枝監督。
で、こちらもマイクを通してるはずなのに小さな声で
「はい。・・・日活で。」
とARATAさん。
「いつ放送?」「・・・来月。」
「タイトルは?」『ニュース速報は流れた』です・・・」

ドラマの話を振られると思ってなかったそうで、ARATAさん言葉少なでした(笑)

あぁ・・・やっぱり、観たいなぁ。
んーーー・・・・観たい。
CSかぁ~・・・(遠い目)

ま、それはさておき。

ARATAさんの近況報告(?)も終わったところで、質問受付開始。
多分全員分は書けないと思うけど、こんな質問もあったという、覚書程度に。
もしかしたら、ちょっとニュアンスが違うこともあるかもしれないけど。


☆純一の部屋にあった写真の女性のこと。
 純一との関係とかバックグラウンドを教えてください。


二人、沈黙。
そして、ARATAさんが話し始めた。

「あの女性は、純一の亡くなった奥さん・・・」

おぉー。恋人かと思っていたけれど、妻だったのか・・・

助け(・・・いや、同意か意見)を求めるように、是枝監督を見るARATAさん。
我関せず・・・って雰囲気で、水を飲んでる監督。
えぇ~?って感じで驚くARATAさん。
・・・(笑)
面白い。この二人・・・この空気・・・穏やかでステキだわ。

質問者が「死因は?」と更に質問。病死か事故死かって。
(おぉー。ずいぶんと掘り下げますね!(驚))

で、監督は水を飲んでるので・・・(笑)
更に続けてARATAさんが答える。

「・・・交通事故で。」

そうか・・・事故で突然、奥さんを失ってしまったのね。ふむふむ。


☆空気人形がつけていた腕時計が止まっていたのは何故?

・・・え?そうだった? 全然気付いてなかったよ。。。
「お前の目は節穴かー!」って、自分に言ってやりたかった(遠い目)

「動いてない方がいいかなーって思って・・・」
って、是枝監督。小道具さんとの打ち合わせで動かない腕時計にしたとか。


☆ラストで星野真里さんが「きれい」という意味

「映画の中で、空気人形と一番接点がない、一番遠い存在の彼女が、
空気人形が最初に発する言葉と同じ言葉で終わるのが良いかなと思って。
ここから、彼女の新しい物語が始まる・・・って思ってくれても良いし・・・」

というようなことを、是枝監督が。

ここでまた、自分のダメさにゲンナリ。
そうだ・・・空気人形が心を持って、初めて言った言葉は「きれい」だった。
忘れてたわけじゃないけれど、“最初と最後が同じ”ってことに気付いてなかった。
あぁー・・・(凹)


☆空気人形の空気を抜いては吹き込むっていう、純一の行為の意味

とつとつと、考えながら、言葉を選びながら、ARATAさんが答える。
純一は、心に空虚を抱えていて・・・その心を満たすための行為。
純一の空虚を満たすことの出来る唯一の存在が、空気人形だった。
ドライフラワーは、きれいな状態でカタチに残して死ぬ・・・みたいな、
そんな風に思って、やっていた・・・と。

「決して、アブノーマルな趣味ではないことだけは確かです。」と。
そりゃそうです。そんな趣味だったら、ガッカリしてしまいますよ・・・(汗笑)

是枝監督は、アキバで5980円の空気人形を実際に買ってきたそう。
で、会議室で膨らませて、スタッフと話をして、片付けようってなった時、
空気が抜けていく人形を見ていて、膝が倒れた時にエロスを感じたそう。
んで、また膨らまして、空気を抜いて・・・って。

人形と純一が、違うトコに興味を持って終わるのがいいかなぁって思ったって。
空気を入れてもらって、膨らんでいくことに感動する人形と、
空気が抜けて、しぼんでいくところに興味を示す純一と。
そういうので、男女のズレを表現したと・・・か。そんな感じのコトを。


☆ゴミ袋の中に入った気分は?

「なかなか入る機会がなかったんで・・・(笑)」とARATAさん。

そりゃそうだ。
ってか、あんな大きな指定ゴミ袋があることにもビックリしたよ。
お店で売ってるの見たことないけど・・・あるんだねぇ。

撮影の日はとても寒かったそうで、大変だったと。
閉ざされた、密封されたゴミ袋の中から外は見えないんだけれど、
目の前にいるぺ・ドゥナの気持ちが、ものすごく伝わってきてドキドキしたと。


☆撮影で思い出に残ってることと、新たな発見など。

「監督は楽しそうだった」とARATAさん。
撮影中、ずーっと楽しそうだったと。で、監督も「ほんとに楽しかった」と。

監督は、ビデオ店で空気を入れるシーンが大変だったと。
ぺ・ドゥナは首だけ出して、体を床の下に入れて。
肩から下の部分は人形で・・・って、アナログな撮影方法で。
リハーサルの時、ぺ・ドゥナが泣いてしまったそうで、
CGとかじゃなく、アナログでやることで感情が入ったんだと。
朝から翌朝までかかるほど、時間がかかって大変だったけど、
アナログでやって良かったと仰ってました。

で・・・発見は、
ARATAさんが「ぺ・ドゥナの目の芝居」と。
1回目、2回目と、見るたびにすごいなぁって思ったって。
監督は、「移動車」
あまり好きじゃなかったけど、今回使ってみて良かった!と。


☆ゴミ
・・・質問を要約できない(汗)

これも・・・私は気付かなかったこと。
純一は“燃えるゴミ”として出されているのはわかっていたけど、
空気人形が“燃えないゴミ”として、あの場所に居たと。
そこで、人間である純一と人間である自分の違いを表現されていたんだ。
あぁー・・・深い。
もぉー!なんで気付かないのかな、そういうトコに。


☆ラストシーンで、ビンとリンゴが並べられていたのは何故?

のぉ~!これも気付かなかった!(凹)
「苺とロウソクのイメージ」で、ちゃんと並べられてはいなかったけれど、
誕生日のケーキを表現していたそう。
それで、あの夢を見た・・・と。
納得!そう言われて、あぁなるほど!って思った。



最後に、是枝監督。
「みなさん、すごく細かく観てるんだなと思いました。
嬉しいけど、ちょっとコワいです。」
と。
・・・(笑)
たしかに。ほんと、みなさん、よく観ていらっしゃる・・・
私が気付かなすぎなのかもしれないけど、着眼点がすごすぎます(汗)

「僕が正解を持っていて、答え合わせをしに来たわけじゃなく、
そういう見方があったんだって思ってくれたらいい。
もう、みなさんに映画を預けたので・・・」

と、仰っていたのが印象的。

ティーチインに参加できて良かった!
この映画をさらによく知ることが出来たと思う♪
・・・ARATAさんも間近で観れたし。生声も聞けたし。(ぉいぉい)

また機会があったら参加したいな~♪♪
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by さや | by SAYA-PEA | 2009-10-30 15:08 | 映画★MOVIE | Comments(2) |
Commented by noriko at 2009-10-31 09:30 x
ぺ・ドゥナは日本語?
以前韓国ドラマ1本だけ見たことあるんですけど、そのときも日本人の漫画家の役だったんですよ~
私みたいな人たくさんいると思うんですけど「空気人形」??
やっぱりちょっとエロス?みたいな(笑)
しかし、いつもさやさんの幅広さ。。。映画も音楽もドラマも
感心します。
Commented by SAYA-PEA at 2009-10-31 11:37
norikoさん>
はい。日本語ですよ♪
空気人形が、生まれたての赤ちゃんみたいに、少しずつ言葉を覚えていく設定だから、ペラペラじゃなくても全然問題なくて、ピッタリの役でした。
是枝監督が、ぺ・ドゥナに惚れこんでいて・・・コレだ!!って、ラブレター書いて、韓国までオファーしに行ったそうですよ☆

>ちょっとエロス?
んー・・・一応、R指定だし。
そういうシーンもあるし、作ってる工房とかも出てくるし・・・
まぁ、エロスっちゃぁエロスかなぁ(笑)
でも、基本的には、ちょっと切ないファンタジー映画だと思います。

>幅
まったく・・・我ながら、どーしちゃったんだろ?って思います(笑)
時間が足りなくて、連日予定を入れちゃうと体力がついていかなくて、これ以上はちょっと・・・って感じになってきました(汗)

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